神奈川県鎌倉市のウェブ制作会社カヤックは、2014年12月25日に東証マザーズへのIPO(新規株式上場)を果たしました。このIPOにおける公募価格は560円でしたが、大手初値予想会社による予想はそのほぼ2倍となる1,100円~1,300円でした。上場初日にはあまりの人気ぶりに値が付かず、その翌日に付けた初値は1,803円、その日の高値は1,975円で、公募価格も予想価格も大幅に上回る結果でした。その後もカヤックの株価はおおむね順調に推移し、2015年2月19日には上場来高値となる3,600円を付けます。以後は2,000円から3,000円の幅で推移し、2015年7月28日現在の株価は2,517円です。これは公募株価の約4.5倍、初値に対してもおよそ1.4倍の株価です。
一方、カヤック株とはほぼ逆の動きを示しているのが、同じ年にIPOを果たしたホットマンという企業です。宮城県仙台市に本社を構える同社は、カー専門店を手掛けるイエローハットの持分法適用会社です。2014年3月20日、東証ジャスダック市場に初上場しました。ホットマン株の公募価格は520円、大手初値予想会社による予想は600円でした。IPO当日に付けた実際の初値は871円、場中の高値は999円、安値でさえ公開価格を上回る739円、そして終値は767円を付け、まずまずのスタートを切りました。しかし、1週間後の3月27日には513円の安値を付け、急落します。その後600円を超える場面もあったとはいえ、それも長くは続かず、2014年9月下旬には再び500円台に転落します。その後のほぼ9か月間は400円台から500円台で推移します。その後600円台を一時的に回復することはあっても定着はしていません。2015年7月28日現在、ホットマンの株価は579円です。これは公募株価をかろうじて上回るものの、初値を33%以上も下回ります。